RMA型戦車

■1両7億、陸自が新型戦車 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080213/plc0802131146007-n1.htm

一両の値段は約7億円と世界最高レベルだ。

毎年、何両の調達を予想しての価格かは知りませんが、平成19年度は90式戦車を9両を71億4900万円で調達してるので1両あたり、ほぼ8億円なので価格の面では原低に成功してると思います。
戦車の価格に関しては世界最高レベルとは思えませんね。

短時間で装甲を着脱できる「モジュール型装甲」を導入、重量は現在の主力戦車である90式戦車より約6トン軽い約44トンに抑えた。

このモジュール型装甲によって重量を軽減したみたいですね。
戦車だけではありませんが最近の兵器によく使われるのがモジュール化ですね。
プログラムを組む人には馴染みのある言葉だと思います。
端的に言えば、それ自身である程度完結した機能を持った部品のことですね。
つまりその部品だけを交換すればアップデート等が簡単に行えるということです。
これは非常に重要なことです。
例を挙げると、アメリカがイージス艦のモジュール化したイージス・システムのソフトウェアをアップデートしたら目標の同時探知能力が数十倍に上がったいう話しもあります。
少ない労力・コストで、その兵器の能力を底上げできるのがモジュール構造の利点ですね。

ハイテクを駆使し味方の戦車同士で瞬時に情報を交換、共有するシステムを搭載しており、敵の戦車だけでなく、ゲリラや特殊部隊による攻撃など新たな脅威にも対処できるのが特徴。

RMA型の戦車ってことですね。
ただ、局地的な攻撃を仕掛けるゲリラや特殊部隊に、この戦車の何が有用なのか分かりませんが…。
後、日本の国土で戦車使われる事態になってデジタルネットワークが使えるかどうかは疑問ですね。
個人的には日本のRMA化は賛同するところなのですが、相変わらず運用思想が空っぽだと思う。
戦争抑止を前提に兵器を保有するというなら、使う状況を想定すべきだと思いますね。