日本初の女性防衛大臣

【朝日新聞】防衛相の後任に小池百合子首相補佐官=塩崎官房長官
この時期に、この失態で閣僚交代。。。
なんとも情けない・・・。
さて新防衛大臣小池百合子 氏は日本初の女性防衛大臣(長官)ですね。
あまり注目されていませんが。
クールビズで有名になった感じはありますが、その後は首相補佐官となり日本版NSC(国家安全保障会議)の設立会議のメンバーになっています。
その日本版NSCは米国、英国どちらを手本とするかどっちつかずのようですが・・・。
まぁそれはさておき、日本初の女性防衛大臣の力が試されるときですね。
最悪、短命の大臣にもなりかねませんが。
防衛省にとって向かい風ばかりなのは間違いない。


久間氏の発言問題

まぁ話は変わって、久間氏の発言問題ですが。
まぁどう聞いても米国の論理を聞かされた感じですね。
米国が原爆を落とした理由は諸説あります。
っが日本は特に感情論で語られる場合が多いので、あまり信用できませんが。。。
説の1つに日本本土上陸作戦の損害が甚大になることを鑑み、原爆を投下した説があります。
原爆投下の半年程前、硫黄島では日米が激しく戦い米側は陸戦投入兵力の11%を失うという悲惨な結果になります。
というのも第2次大戦中の陸戦の攻撃側の平均損害率は4%であり、ドイツに勝利し戦勝ムードである米側に水を差します。
その後の沖縄戦では米側は18万の陸戦兵力を投入し、その6%を失います。
このあたりから米国の日本本土上陸作戦の再考が行われます。
そして、米国の兵士の損耗を防ぐために原爆を使って日本の早期無条件降伏を則すというのが1つの説です。
この説に乗っ取れば、この時期の米軍の最高司令官たるハリー・トルーマンは米軍の兵士を日本本土に投入しその損害を許容し日本を降伏させるか、日本に原爆を落として数十万の人の命を奪い日本を降伏させるかの選択条件がありました。
どちらが米国大統領としての決断として正しいかは、その人の立場によって変わるでしょう。
現に米国民の大半が日本への原爆投下は正しかったと言っている。

今回の久間氏の発言は明らかに米側の立場の発言であり、米国の閣僚ならよかったかもしれないが日本の閣僚の発言としては不適切極まりない。
しかも日本は被爆国であり、国民感情に配慮していないのは政治家として致命傷。

でも自分がもし米国で生まれ育ったなら原爆投下は正しかった言っていると思う。
勿論、そんなことは今の自分からすれば許容したくありません。。。
政治家、軍人、国民である前に己は何者であるのかをいつも心に留めておきたい。
人間らしくあるために。