自衛隊観艦式2006
去る10月29日に行われました自衛隊観艦式を参観してきました。
その模様のレポートです。
それでも、なんとか横須賀に着いた頃には小雨になりました。
でも、雲がどんより・・・。
そして今回、自分が乗艦する第4護衛隊群(呉)所属"DDH-142 ひえい"に乗艦します。
もの凄い数の自衛官に敬礼されるのでペコペコ頭を下げていました。w
時刻は0830過ぎ。"DD-110たかなみ"(写真中央)、"DDG-176 ちょうかい"(写真右)などが続々と横須賀を出向します。
そして0900。
今回の観艦式の主催者である久間防衛庁長官が観閲艦である"DDH-144 くらま"に乗艦します。
ちなみに観閲官である安部内閣総理大臣は官邸からSH-60Kで乗艦したようです。
洋上で乗艦したので、いつ乗艦したのかまったく分かりませんでしたが。
観閲艦「くらま」より先じて「ひえい」も出航します。(写真左)
観閲部隊は浦賀水道を抜け相模湾を目指します。(写真中央)
ちなみに「ひえい」の前に行くのは「ちょうかい」です。(写真右)
「ひえい」も前方の「ちょうかい」との間隔を密にしながら進みます。
艦橋も慌ただしくなってきます。
艦艇の観閲が始まります。
受閲部隊は旗艦"DDG-168 たちかぜ"を先頭に単縦陣で観閲艦「くらま」の前で敬礼します。
海上自衛隊の各種艦艇の他に海上保安庁の巡視船"PLH22 やしま"も参加しています。(写真右下)
輸送艦"LST-4002 しもきた"は陸上自衛隊の物資を搭載しての観閲です。(写真左下)
計22隻の艦艇が観閲を受けました。
航空機の観閲は雲の位置が低いため中止になりました。残念・・・。
個人的には潜水艦の水上航行による観閲が好みでした!
護衛艦「たちかぜ」型 3隻の127mm(5インチ)単装速射砲から4発の祝砲が発射されます。(写真左)
続いて護衛艦"DE-226 いしかり"、"DE-227 ゆうばり"、"DD-228 ゆうべつ"の3隻のボフォース4連装対潜ロケット発射機から4発の対潜ロケットが発射されます。(写真中央)
対潜ロケット弾は目視で追うことが来ましたね。着弾点も分かりやすいです。
そして護衛艦"DD-110 たかなみ"、"DD-111 おおなみ"、"DD-101 むらさめ"の3隻からSH-60Kが一斉に発艦します。(写真右)
(↑)写真は発艦したSH-60K。
やはりSH-60Jに比べると大型化した感じが見て取れます。
またメインロータの先反部も上反角と下反角が設けられたのも特徴的。
今回の観艦式は安部内閣総理大臣もこれで乗艦。
1300。
潜水艦のドルフィン運動です。
潜行・浮上を2回繰り返し行われました。
中の乗員は、さぞ踏ん張っていることでしょう。w
補給艦"AOE-423 ときわ"と護衛艦"DD-102 はるさめ"による洋上補給が行われます。(写真左)
護衛艦"DD-129 やまゆき"は甲板散水しながら航行します。(写真中央)
同護衛艦からIRフレアーが発射されます。(写真右)
「ひえい」からは丁度、「ときわ」と「はるさめ」が横切る形になってしまいましたが。。。
1310。
ミサイル艇"PG-826 おおたか"、"PG-827 くまたか"、"PG-828 うみたか"によるジグザグ高速航行です。
見た感じ海の暴走族です。w
LCACによる高速航行です。(写真中央:"LCAC-2103 エアクッション艇3号")
流石、揚陸艇だけあって「はやぶさ」に劣らないスピードです。
観閲部隊の横を航行後、観閲部隊と観閲付属部隊の中央を高速で追い越していきます。(写真右)
恐らく相模湾最速でしょう。
以上で展示訓練は終了です。
その後、「くらま」におてい安部内閣総理大臣の訓示が行われました。
報道でもあった通り、防衛庁の"省"昇格にかなり意欲的な内容でした。
1435。
そして「ひえい」は横須賀へと進路を取ります。
帰路では呉音楽隊の演奏や兵器紹介などによって楽しませて貰いました。
1550。
そして浦賀水道を抜け、艦は横須賀へ入ります。
湾内では丁度、「たかなみ」が接舷中でした。(写真左・中央)
「ひえい」も「くらま」に接舷します。(写真右)
やはり接舷はかなりの練度を必要とするみたいですね。
艦長が忙しなく命令を飛ばしてました。
そして艦は無事「くらま」に接舷し観艦式終了です。
■番外編
前日、横浜(新港)で行われた電灯艦飾の様子です。
岸壁で接舷してるのは"DD-157 さわぎり"と"DD-229 あぶくま"です。
参観していた中国人民解放軍の士官。
招待かと思っていたのですが、どうやら中国側が参観を希望していたらしいです。
ある意味、今回の目玉。
海上自衛隊ペンギン。。。
ペンギンに制帽。か、かわいい・・・。
ペンギン好きの自分の目は輝き、即購入にしました。
ノルウェーにはペンギン陸軍大佐:Nils Olavがいるくらいなので、海自にペンギン一佐がいっても全然問題ないと思うんですけどね。w
ペンギン一佐が登場したら是非、観閲して欲しいです。
今回、招待客に配られた記念品です(一般の人も29日参加の人は貰ってるかも)。
海自のロゴである"桜と錨"が描かれたグラスです。
今回の観艦式では航空観閲式が行われたかったのが残念でしたね。
US-1Aの離着水やP-3CのIRフレアー投下が楽しみだったけに・・・。
しかし、やっぱり海はいいですね〜、。
潮風がとても心地よかったです。
今度は2009年の開催になりますね。
その時にはまた来たいです!
ちなみに来年は陸上自衛隊の観閲の年になります。